ウアセチゲリメ

仲間の蜂が棘に刺さった。

 

それを見ていた僕は棘に触れずに蜜を吸う方法を学んだ。

 

それからは何度もそうやって蜜を吸い続けた。

 

そして今日も綺麗な花には棘があることを知ってる賢い僕は蜜蜂は上手く避けながら蜜を吸おうとした。

 

思い込みだった。

 

するとそこには上手く擬態した蟷螂が隠れていて呆気なく捕まえられてしまった。

 

避けれなかったわけじゃない。

 

そんな関係に疲れたのかもしれない。